投資初心者のための 鉄壁資産運用

オプションの買いで必要な3つのリスク管理について

      2015/02/20

オプション買のリスクオプション買のリスクについて解説します。オプションの買いは「損失限定・利益無限大」と宣伝されているため取り組みやすいです。しかし、そのように宣伝されているということは必ず裏があるということを考えて取り組む必要があります。

オプション価格の要素

まず、オプション価格は何で構成されているのかを確認すると「時間的価値」と「本源的価値」の2つで構成されています。

本源的価値

今すぐ権利行使をしたと仮定した時の価値です。例えば、日経平均株価が18000円で権利行使価格17500円のコール・オプションの本源的価値は500円になります。

時間的価値

オプション価格で本源的価値を引いたものが時間的価値になります。ですから、アット・ザ・マネー(ATM)やアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のオプション価値はすべて時間的価値です

リスク管理1:満期まで保有しない

満期まで保有するとイン・ザ・マネー(ITM)にならない限り無価値になっていまいます。ですので、一定の利が乗ったら素早く利益確定をしないと利益を取り損ねてしまいます。

一般に株式投資では「利は出来るだけ伸ばせ」と言われます。しかし、オプション買では素早い利確が必要です。

時間的価値はオプション満期日まで日々落ち続けています。そのため、長期投資はもちろん、中期(1ヶ月)投資ももちろん不向きです。思惑通り動かなかったときにはすぐに手仕舞いをしないと日々セータで損失が産まれていきます。

リスク管理2:相場観で買わない

上がる、下がるでオプションを買うのなら先物を買売した方がいいです。特に先物miniであれば想定元本も日経平均株価の100倍なのでリスクは大きくないです。

安いオプション買いは価格が安く損失が限定されているためメンタル的に買は楽です。しかし、その楽を得るために日々セータを払っているということを忘れないようにしましょう。

リスク管理3:Far OTMを買わない

私はFarOTMのオプションを10円以下と考えています。デルタで言えば概ね絶対値で0.02ぐらいです。デルタはその権利行使価格を超える確率ですから、0.02ということは2%しかないとマーケットは考えているということです。

また、デルタが極端に低いといくら相場観が当たってもセータでやられてしまって想定以下の利益にしかなりません。日計りでも売買をしてもスリッページで思うように利益にならないことが多いです。

これら3つの事に気を付けてオプションの買い戦略を実行していく必要があります。また、買と売りを組み合わせることで様々な戦略を組みことも可能です。

 -オプション講座・基礎編
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