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【オプション戦略】ロング・バタフライ・スプレッドのメリットとデメリット

      2017/01/11

オプション満期日の原資産の価格をある程度想定できる状態の時はリスクが少ない「ロング・バタフライ・スプレッド」がおすすめです。満期日の損益図が「バタフライ」のように見えるため「バタフライ・スプレッド」という名称になっています。

ロング・バタフライ・スプレッドの取引例

ロング・バタフライ・スプレッドは満期日に原資産がどこに来るかを想定して組みます。

例:現在日経平均株価が18,000円でSQでは17,500円ぐらいだろうと想定する時、権利行使価格17,500円のコール・オプションを2枚売り、同限月の権利行使価格18,000円と17,000のコールを1枚ずつ買います。また、合計で100円のデビット(支払)と仮定します。

売ったオプションから等距離に外側のオプションを買うのがコツです。この場合だと500円ずつ外側になっています。例はすべてコールで作っていますが、プット・オプションでも同じです。

ロング・バタフライ・スプレッドの損益図

上記取引のオプション満期日の損益図です。
ロング・バタフライ・スプレッドの損益図
ちょうど2枚売ったオプションの権利行使価格のところが一番利益になります。

日経平均が18,000円のままだったら

ロング・バタフライ・スプレッドの評価損益図
満期日前数日まで評価価格が上がってます。
このためロング・バタフライ・スプレッドはリスクが購入したオプションプレミアムだけの買戦略なのにもかかわらず、セータが享受できます。ただし、満期日直前で一気に落ちるので要注意です。

日経平均が17,500円になった時

ロング・バタフライ・スプレッドの評価損益図
予想通り2枚売った権利行使価格に日経平均株価が来ても、残存期間がまだまだある時はそれほど利益になりません。満期日直線になればなるほど指数関数的に大きくなります。

ロング・バタフライ・スプレッドのメリット

損失が購入時のプレミアムに限定されているます。また、コストも安いです。それなのにもかかわらず原資産が動かなくてもセータで利益を上げることが可能です。

ロング・バタフライ・スプレッドのデメリット

思惑通り動いてもSQまで残存日数があると十分な利益を得ることが出来ません。ですので、大きな利益を上げるにはSQ(または前数日)にドンピシャで当てる必要があります。

ポジションを取るときの相場観

SQ日の日経平均株価に対する相場観が必要になります。ですので、どのぐらいの着地になるかを想定してポジションを立てる必要があります。

また、セータがプラスということは早めに立てればそれだけコストが安く済みます。そのため、「大体この位だろう」という感でポジションを建ててもリスクが購入時のプレミアムに限定されるので問題ないと思います。

ロング・バタフライ・スプレッドの特徴「スマイルロング」

ロング・バタフライ・スプレッドのスプレッドの最大の特徴は、「スマイルロング」です。満期日まで十分日数があるとデルタ・ガンマ・ベガはほぼニュートラルと考えて良く、評価損益にはIVカーブの形状に依存することになります。

通常、IVカーブは下に凸の関数になっています。外のオプションの方がよりIVが高くなっているのですが、この傾き・曲率がより大きくなると利益になります。ですから、外のオプションのIVが寝ている状態の時に仕掛けるのも一つの相場観になります

ロング・バタフライ・スプレッドの手仕舞い

日経平均株価がSQ日に想定した価格の近くに来そうにない時は、プレミアムが残っているうちに手仕舞う必要があります。ただ、あまり早く閉じても相場はどうなるか結局のところ誰にもわからないので、1週間前までは放置しておいても問題ないと思います。なぜならリスクはすでに払ったオプションプレミアムだけですので。

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