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【オプション戦略】ショート・ストラドルのメリットとデメリット

      2016/10/19

セータで稼ぎたい人におすすめの戦略がショート・ストラドルです。

オプション価格はほとんどが時間的価値です。SQまで持ち越せばほとんどがゴミ屑になります。しかし、オプションを買う人は「リスクは取りたくない。リターンは欲しい」という強欲な人たちです。そんな人たちから「時間」という武器を使って戦うのが「ショート・ストラドル」です。

ショート・ストラドルの取引例

ショート・ストラドルはATM近辺でデルタニュートラルになるようにコール・オプションとプット・オプションを同じ限月で同じ枚数売り建てます。デルタニュートラルにするのは相場がどちらに動いても少しであればタイムディケイによる収益で勝てるようにするためです。
例:先物が17,000円の時、権利行使価格17,000円のコールオプション(400円)と17,000円のプットオプション(600円)を1枚ずつ売ります。

ショート・ストラドルの損益図

上記取引のオプション満期日の損益図です。
ショート・ストラドルの損益図
利益確保ラインはSQが16,525円~17,725円です。ご覧のとおり少しでも動くと最大利益が目減りしていき、大きく一方向に動くと損失が発生していきます。

ショート・ストラドルのメリット

セータはATM近辺のオプションが大きいので、相場が動かないとタイムディケイの恩恵にあずかることが出来ます。

ショート・ストラドルのデメリット

デルタニュートラルにはしているものの、オプションをプットとコール両サイドで売り建てているので大きなガンマショートになっています。ガンマショートの影響で一方向に動けば動くほど損が発生していきます。そして損失無限大です。

ショート・ストラドルをポジションを取るときの相場観

相場が持合い状態になっている時、特にSQ前がATMのセータが大きいので「SQまで波乱なし」と想定するのなら、雇用統計後に仕掛ければセータをおいしく頂けます。

ショート・ストラドルの相場観まとめ

相場 ショート・ストラドル
急騰 xx
上昇
変わらず ○○
下落
急落 xx

相場が持合い状態になっている時に有効な戦略です。確かに、まったく動かない相場はありません。しかし、小さなレンジで推移するときはありますのでそこが仕掛けどころです。

特に一旦相場がどちらかに大きく動きIVが上昇した局面です。ショート・ストラドルはベガを大きくショートしているので、ボラティリティがちょっと動くだけでセータ分の利益が吹っ飛びます。ですから、IVが高まった局面でベガショートが味方になるような局面を見つけて仕掛けるのが重要です。

ショート・ストラドルの損切り

ボックス相場(かなり狭いレンジ)を想定して仕掛けるので、ボックス圏を抜けたら素早く手仕舞わないとガンマショートがどんどん損失を膨らませます。ですから、ボックス圏の抜けを確認したら早めに手仕舞いしてしまうのがいいです。

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